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フレンチの有名店へ行った話。

先日、友人のばにおくんが段取りをしてくれて、レストラン・キノシタへ行ってきました。

予約の取りにくい有名店とのことで、期待と不安がそれぞれありましたが、総じていい経験でした。私が選んだ料理は、次のとおり。

・前菜 ムール貝と鶏肉のクネル(鶏ひき肉の団子)の入った大麦のトマトリゾット 季節野菜(ズッキーニ)のフリット添え
・スープ(または魚料理) かぼちゃの冷製ポタージュ
・肉料理 仔ウサギのロースト
・デザート グレープフルーツのカンパリゼリー寄せとパイナップルのソルベ


今回は、一緒に食事をするのが初めての人もいて、新鮮なひとときでした。




ふだん、食事の時間自体が楽しければ、料理の質はあまり気にしないのですが(あまりにも、というのは除いて)、今回はレストラン・キノシタへ行く、というのが大きな目的であったので、細かく記録しておきます。
プリフィクススタイルの5,000円のコースです。

アミューズ
新玉ねぎとコーンのポタージュをエスプレッソのカップで。カリカリのチーズトーストに生ハムをのせたものが添えてありました。
このカリカリチーズは私も作れるので、今度何かの時に披露しようと思いました(笑)。

ムール貝と鶏肉のクネルの入った大麦のトマトリゾット、ズッキーニのフリット添え
おいしかった。ムール貝は小粒だけれどたっぷり入っていました。
トマトソースはちょっとピリ辛なので、鶏肉のクネルやズッキーニを食べると口の中がほっと落ち着く感じ。追加料金あり。

かぼちゃの冷静ポタージュ
クリームや牛乳ではなく、コンソメでのばしたポタージュはお店の味。かぼちゃの甘さともったり感がありつつ、軽い口当たりが夏向きです。
クルトンはガーリックバターであげてあったみたいなのですが、私はちょっと脂っこく感じました。

仔ウサギのロースト
料理を選んだときに、メートルさんに意見を聞いて決めた料理です。やわらかで、しっとりとしているのですが、さっぱりした味わいの仔ウサギは他の料理とのバランスも良かったと思います。
玉ねぎのソテーを巻き込んであってこくがありました。
ただ、付け合せのモロッコインゲンとグリーンピースのクリーム和えの味が濃くて、仔ウサギの淡白な味に勝ってしまっていました。ちょっと残念。追加料金あり。

グレープフルーツのカンパリゼリー寄せとパイナップルのソルベ
メインを食べ終わってから、口直しのオレンジ風味のクレームブリュレを食べながらデザートを選びます。このタイミングはよかったです。それまでに食べたものの味や、そのときのお腹の具合で決められるので。
私は肉料理の付け合せにちょっと食べづかれていたので、中でもいちばんさっぱりしたものを選びました。これが大正解。カンパリの赤いゼリーにグレープフルーツが入っていて、見た目もよかったです。
食後の飲みものは、ジャスミンのハーブティー。中国茶のジャスミンチャとは違って、100%ジャスミンの花のお茶。ポットの中に白い花が浮かんでいるのは、見た目もいいです。
はじめて飲みましたが、寝る前にはこのくらいものがいいな、と思うような、軽い穏やかな味でした。



まとめ
基本的にガッツリ系の味の濃い料理。おいしいけれど、追加料金を入れると6,000~7,000になると思うと、もっと洗練された料理を(私は)期待してしまいます。そのため、評判に聞くコストパフォーマンスのよさは感じられませんでした。そういう意味では、プリフィクスではないいちばん安いコースを頼んだほうがいいのかもしれません。

私の中で、位置づけが難しいお店です。
もう少し安い値段でガッツリと、同じくらいの値段でより繊細な料理を出すお店があるので、どっちづかずなのです。

家の近所だったらまた行くかな(たぶん自主的には行かないだろうな)、というのがまとめの感想。

by takibi-library | 2007-06-23 23:25 | くらし  

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