「恋愛王」:やっぱりおもしろい。
2007年 09月 13日
今週Amazonから届いた本、ちゃんと読んでます。
昼休みの友は鴻上尚史さんの「恋愛王」です。
この本は、私は大学生のときに読みました。当時の鴻上さんは第三舞台の主宰者として有名で、私は劇団とか演劇とかにほんのちょっと関心が出てきたころでした。
今はそうでもありませんが、15年以上前の私にとって、このタイトルは買うのにいくばくか、いや相当の勇気が必要でした。でも、どうしてこんなタイトルにしたんだろうというのが気になったのです。それから、吉田秋生さんが毎回ひとコマまんが(?)みたいなイラストを描いていたのもポイントではありました。
内容は恋愛についてのエッセイで、女性ファッション誌に連載されたものです。その雑誌は10代後半から20代前半くらいがターゲットかな。まぁそのくらいの層の、洋服や身の回りのモノと男の人に強い関心を寄せる若い女性に、鴻上さんが恋愛についてのたまうのです。
それぞれの回は、そのときのテーマを引き出すきっかけになる引用が表題となっています。それは映画の台詞でもあり、小説の一説でもあり、読者が受け取ったラブレターであったりします。
その言葉たちに触発されるように語られる内容の多くが、鴻上さんの実体験であるので、ちょっと露出好き?という気もするほど。そんなわが身を削るのが楽しそうな鴻上さんがいい!という人でないと、ドン引きだと思います。
それでも、引用されている言葉の目利きっぷりはさすが劇作家!です。
この本で知ったのがきっかけで読んだ本や、ビデオを借りた映画があります。そのひとつが「トーチソング・トリロジー」で、去年、篠井英介さんの舞台を観るまでずっと心のどこかに連れて歩いて、きっとこれからもそばにあり続ける戯曲です。
最初に読んだときは、大人がここまで恋愛重視の生活をしていても、(社会人として)やっていけるんだ!というのにビックリしました。劇団主宰者が「社会人」であるかどうかはここでは触れません(当時は考えていなかったから)。
今読むと・・・意外と相変わらずって感じでした。おもしろいです。そして、経験者の言葉は偉大だと思います。
恋愛王
鴻上 尚史 / 角川書店
昼休みの友は鴻上尚史さんの「恋愛王」です。
この本は、私は大学生のときに読みました。当時の鴻上さんは第三舞台の主宰者として有名で、私は劇団とか演劇とかにほんのちょっと関心が出てきたころでした。
今はそうでもありませんが、15年以上前の私にとって、このタイトルは買うのにいくばくか、いや相当の勇気が必要でした。でも、どうしてこんなタイトルにしたんだろうというのが気になったのです。それから、吉田秋生さんが毎回ひとコマまんが(?)みたいなイラストを描いていたのもポイントではありました。
内容は恋愛についてのエッセイで、女性ファッション誌に連載されたものです。その雑誌は10代後半から20代前半くらいがターゲットかな。まぁそのくらいの層の、洋服や身の回りのモノと男の人に強い関心を寄せる若い女性に、鴻上さんが恋愛についてのたまうのです。
それぞれの回は、そのときのテーマを引き出すきっかけになる引用が表題となっています。それは映画の台詞でもあり、小説の一説でもあり、読者が受け取ったラブレターであったりします。
その言葉たちに触発されるように語られる内容の多くが、鴻上さんの実体験であるので、ちょっと露出好き?という気もするほど。そんなわが身を削るのが楽しそうな鴻上さんがいい!という人でないと、ドン引きだと思います。
それでも、引用されている言葉の目利きっぷりはさすが劇作家!です。
この本で知ったのがきっかけで読んだ本や、ビデオを借りた映画があります。そのひとつが「トーチソング・トリロジー」で、去年、篠井英介さんの舞台を観るまでずっと心のどこかに連れて歩いて、きっとこれからもそばにあり続ける戯曲です。
最初に読んだときは、大人がここまで恋愛重視の生活をしていても、(社会人として)やっていけるんだ!というのにビックリしました。劇団主宰者が「社会人」であるかどうかはここでは触れません(当時は考えていなかったから)。
今読むと・・・意外と相変わらずって感じでした。おもしろいです。そして、経験者の言葉は偉大だと思います。
恋愛王
鴻上 尚史 / 角川書店
by takibi-library | 2007-09-13 22:23 | いつも読書