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「緋色の研究」:半分読みました。

新訳の「緋色の研究」を読みました。

昨日の夜までに第一部、ワトソンの語る、ホームズとワトソンの出会いから、最初の事件の発生、犯人の逮捕までの話を読みました。
今日からは第二部。今のところ、事件の背景についての話が続いています。
新訳は読みやすく、~通りとか、~街がどういう土地柄なのかとか、当時の習慣とか、興味深い注釈がついていて、おもしろいです。
また、原書の挿絵も豊富で、ホームズもワトソンもBBCのドラマとはちょっとイメージ違うのですが、その時代がかった絵の雰囲気がこの作品の息の長さを教えてくれます。

このホームズシリーズの第1作は、私が今まで知らなかったワトソンの経歴もあったり、ホームズと一緒に暮らすことになる経緯もわかって、この先他の作品を読むのがより楽しみになりました。
やっぱり第1作はとくべつな感じがします。本当の意味での名探偵登場!ですから。
これは、横溝正史の「本陣殺人事件」でも感じたことですが、名作シリーズほど最初にその探偵が世に出た話を、そのシリーズの中でいちばん最初に読む人は少ないのかもしれません。もしかしたらそういう話は作品としては小さかったり、代表作になりきっていないレベルであるのかもしれません。
けれども、読むと新鮮な発見があって、名探偵に親しみがもてるようになります。

今日はこれから夕飯を食べに出かけるので、電車で続きを読むつもりです。
乗り越さないように注意です。

緋色の研究 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)
アーサー・コナン・ドイル / / 光文社
ISBN : 4334761712

by takibi-library | 2007-10-04 18:32 | いつも読書  

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