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「yom yom 2008年3月号」:はっとした言葉集

友達に返す前に、この1冊の中で「これはっ!」と瞠目したり、膝を打ったり、しみじみうなずいたり、快哉を叫んだ(心で)言葉の数々をメモしておこうと思います。

角田光代「浮き草」
恋人も好きな人もいなくても、日々はきちんとまわっていくのだ

森見登美彦「或る失恋の記録」
「今回は外堀が自然に埋まった。とても幸運だった。そういうときもあるね」
涙ほど貴きは無しとかや。されどあくびしたる時にも出ずるものなり

川上弘美「どこから行っても遠い町」
おれは何も決めなかったと思っていた。でもそれは、違っていた。おれは、生きてきたというそのことだけで、つねに事を決めていたのだ。

将来、これらの作品が収録された本を読んだときは、また違うひとことに心を奪われることを楽しみに。
yom yom (ヨムヨム) 2008年 03月号 [雑誌]
/ 新潮社

by takibi-library | 2008-08-27 22:31 | いつも読書  

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